こんばんは。
(※
資格ブログランキングも、宜しくお願い致します。)
本試験、本当にお疲れ様でした。
本試験の感想等、コメント欄については、今週いっぱい開放する予定です。
ご自由にお使い下さい。
さて、平成24年の本試験が終了しました。
今、みなさんの心の中には、いろんな思いがあると思います。
僕も2年前まで受験生だったので、
本試験後の何とも言えない気持ちは、いい意味でも、悪い意味でも、
痛いほど分かるつもりです。
7月16日の
奨学生選抜試験の後、
なんば校で、
本試験分析セミナーを担当しますので、
ご相談などありましたら、ガイダンスが終わった後、お話を聞かせて頂けたらと思います。
ぜひ、なんば校へお越しください。
本試験分析セミナー7月16日(祝・月)
15:30~17:30
(なんば校担当 中山 慶一)僕の方は、さっそく来年に向けて、今年の本試験の分析に入っています。

僕の反省会は、ここから始まります。
もっと講義でこの論点を強調しておけばよかったとか、
ここは、もっと軽めで説明すればよかったとか、
ひとり反省会が続きます(笑)
ただ正直、本試験の問題を見て、
ホッとしている自分がいます。
現在、今年の本試験の過去問からの出題率をチェックしているのですが、

午前の問題は、新しい判例からの出題も少なく、
過去問からの出題が多いですね。
それだけ、次に出題されるときには、
未出の判例が出題される可能性が高まりますね。
詳しい今年の本試験の分析は、16日にお話するとして、
今日は、ざっくりと思ったことを書きたいと思います。
午前の問題は、本当に解きやすかった感じです。
問題文も短いので、かなり時間に余裕があったのではないでしょうか?
時間がかかる問題と言っても、
「立法権と行政権の関係」と
「相続分の計算」くらいだと思います。
「共同抵当」の計算あたりは、完全に予想の範囲でした。
理論編の講義でもかなり時間をかけた部分です。ちょっと問題が物足りない感じです(笑)
午前の「商法枠」、午後の「一般法人枠」も、もう指定席といった感じですね。
ただ、商法が常識で解けるレベルなので、どこまで商法をやり込むかは悩むところです。
午後の一般法人枠の
「一般財団法人」は、狙い撃ちでしたね。
順番からすると、「財団」の順番でした(笑)
狙い撃ちと言えば、民訴の
「一部請求」あたりも予想通りですが、
民執の
「扶養義務等に関する定期金債権の執行」も、
やっぱり出た!って感じです。
平成15年・16年改正の部分は準備しておくべき条文です。
もし、
「扶養義務等に関する定期金債権の執行」が出題されて、びっくりしている受験生さんがいらっしゃれば、
それは問題の出題パターンが分析できていないことになります。
反省ポイントにして下さい。
判例の出題のされ方、
推論問題の出題のされ方、
要注意の未出の論点・条文、
改正直前と改正直後の出題パターンは、
ある程度パターンがあります。
そのあたりを出題傾向を知っていると勉強のメリハリもついてきます。
民保の「占有移転禁止の仮処分」も好きだなぁ~って感じです。
改正と言えば、民法の改正後も未出で粘ってた条文も出ましたね。
これで、民法は一段落しましたね(笑)
そういえば、
パターンと言えば、オリンピックイヤー論点はどうなったんでしょうか?(笑)
「遺留分」は記述で出題されたものの、
民法での連続出題が止まってしまいました。
民訴の
「支払督促」もですね。
それに対して、ひっそりとオリンピックイヤー論点を守ったのが不動産登記の
「審査請求」また4年後が楽しみです(笑)
不動産登記の
「登記識別情報の提供」も予想通りでした。
この論点も、
「通知」の場面と
「提供」の場面で、年度を分けてバランスよく出題されています。
詳しくは、中上級講座の中で説明していきましょう。
上級総合本科生
なんば校の中上級コース8月クラス
8月22日(水)開講
10月クラス
10月5日(金)開講

中上級講座ガイダンス
8月19日(日)11:00話を戻します。
本試験のざっくり感想でした。
続いて記述の感想です。
不動産登記の記述は、基本的な問題でした。
枠をハズしてなければ、多少の失点があっても大丈夫だと思います。
ただ商業登記ができていない人は、できるだけ失点は抑えたい所ですね。
商業登記の記述は難しかったと思います。
ホント、僕も、全く予想ができない問題でした。
唯一、講義でお話した内容で、ちょっとは役に立てた部分があるとすれば、
今までの新会社法下の商業登記記述の問題では、
すべて非公開会社設計でした。
「そろそろ公開会社になるパターンが出てもおかしくない!」と言っていたのですが、
それよりも「募集株式の発行が危ない!」の方が声が大きかったですよね。
ちょっとショックです。
僕も合格した年、商業登記の記述で「新設分割」が出たのですが、
ふたを開けてみれば、結構、みんな書けていた印象があります。
今年の商業登記の記述は、役員変更の部分がしっかり整理できていれば、
自信を持たれていいと思います。
昨日は、大阪まで姫野先生と一緒に新幹線で帰らせて頂いたのですが、
現在、受講生さんの満足度の高い「記述式対策講座」を、さらにパワーアップして行こう!と話しながら戻ってきました。
ここ最近の傾向として、記述が徐々に難しくなっていますよね。
そんな受験生さんの不安を消し去れる講義ができればと思います。
で、最後に基準点ですが、
まだまだデータが足りないので、単純に問題を解いた感覚でしかないですが、
午前 28問(±1問)
午後 25問(+1問)このあたりが妥当なラインのような気がします。
ただ、合格の予感がする方も勉強は続けて下さいね。
合格してしまうと「ムダな努力」になりますが、
そんな「ムダな努力」は、あとで笑える努力になります。
「おそらく合格しているだろう」でサボってしまって、
後で後悔する方がコワいですよ。
どうせ後悔するなら、
「ムダな努力をしちゃったよ!」って後悔をしましょう。以上です。
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