まらやの司法書士合格ブログ

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☆判例編(完結)☆民法☆

(………続き)
まず、福岡高裁(平成16年12月16日)判決を確認してみました。
「請負の目的物に瑕疵があるからといって、当然に不法行為の成立が問題となるわけではなく、その違法性が強度である場合、例えば、請負人が注文者等の権利を積極的に侵害する意図で瑕疵ある目的物を制作した場合や、瑕疵の程度・内容が重大で、目的物の存在自体が社会的に危険な状態である場合等に限って、不法行為責任が成立する余地が出てくるというべきである。」


つ、つ、つまり…設計者や施工会社は、「瑕疵がある建物をわざと建てて、注文者を侵害してやろう!」くらいの勢いがないと、不法行為責任を問われることがないらしい…。僕は、不法行為に基づく損害賠償請求ができないってことか…(泣)


…と、思ってたら…最高裁で注目すべき判例が出ました。


(最高裁平成19年7月6日)
「建物の建築に携わる設計者、施工者及び工事監督者は、建物の建築に当たり、契約関係にない居住者等に対する関係でも、当該建物に建物としての基本的な安全性が欠けることがないように配慮すべき注意義務を負うと解するのが相当である。そして、設計・施工者等がこの義務を怠ったために建築された建物に建物としての基本的な安全性を損なう瑕疵があり、それにより居住者等の生命、身体又は財産を侵害された場合には、設計・施工者等は、不法行為の成立を主張する者が上記瑕疵の存在を知りながらこれを前提として当該建物を買い受けていたなど特段の事情がない限り、これによって生じた損害について不法行為による賠償責任を負うというべきである。建物としての基本的な安全性を損なう瑕疵がある場合には、不法行為責任が成立すべきと解すべきであって、違法性が強度である場合に限って不法行為責任が認められると解すべき理由はない。」


つまり…僕は…バルコニーのグラグラなんて知らずに買ったし、施工会社に不法行為に基づく損害賠償ができる☆ってことだよねo(^-^)o


う~ん…僕はハッピーエンドだけど…施工会社は大変だよね。だって…今までは、中古の建物を買った人は、売主に責任追及するだけだったでしょ。でも…今後は中古建物を買った人が、設計者や施工会社に損害賠償するケースがバンバン増えちゃうかもね(笑)
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[ 2007/09/08 00:30 ] 司法書士 | TB(-) | CM(-)
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Author:まらや

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