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まらやの司法書士合格ブログ

TAC/Wセミナー(なんば校)で司法書士講座を担当しています。ブログ開設から9年目に突入!受験生時代と変わらず、宜しくお願い致します!

犯人は…。

こんにちは。

今朝…ニュースを見てて…ふと…自分の感覚が間違っていることに気付きました。

最近…あるニュースが気になってて…職場でも…

「これって…犯人は○○だよねぇ…」

みたいなことを話してました…。

で…さっきニュースを見てて…

「やっぱり…犯人は○○だったんだぁ…」…って…なったわけですが…

この感覚は…法律を勉強している人間としては…かなりマズイですね。

大学の時に…法律を学んでいた頃には…絶対このような感覚はなかったことを思い出しました。

以前…ご紹介した…「人が死ぬということ…。」の記事の中で紹介させていただいた言葉…

「刑法の授業では、人が死ぬことがよくあります。例え話で…人が殺されることもあります。でも…これだけは忘れないで下さい。人が死ぬということは、本当に大変なことです。現実の世界では、亡くなった周りの人にとって、そんなに簡単なことではありません。絶対に、忘れないで下さい。」

この言葉が…刑法の講義の最初に教わった言葉であるなら…

刑法の講義の最後に教わった言葉が…こちら…(もちろん同じ講師の方です)

「ときどきテレビで…犯人逮捕!なんて報道がありますが…あれは間違ってます。みなさんは…刑法を学んだわけですから…何が原則なのか…しっかりと考えて下さい。」

こんな趣旨の言葉でした…。

ここでいう原則とは

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近代刑事法の原則を指しています。

1789年のフランス人権宣言第9条には…次のように規定されています。


第9条(無罪の推定)
何人も、有罪と宣告されるまでは無罪と推定される。ゆえに、逮捕が不可欠と判断された場合でも、その身柄の確保にとって不必要に厳しい強制は、すべて、法律によって厳重に抑止されなければならない。


この「推定無罪」の考え方は…「疑わしきは罰せず」「疑わしきは被告人の利益に」という形で…刑事裁判手続の中で採用されています。

つまり…

「容疑者として逮捕」されたことは…「犯人」って意味にはならない…。

少なくとも…法律を学ぶのなら…「推定無罪」が原則であることを考え…

「構成要件該当性」の判断の中で…「実行行為」…「結果の発生」…「因果関係」…「構成要件的故意」を検討し…

「構成要件該当性」が認められたなら…「違法性」の判断…

「違法性」が認められたなら…「有責性」の判断…

そして…これらの要件を満たして初めて…「有罪」になることを理解しておかないとダメですよね。

安易に…

「○○が犯人だ!」

これは…明らかに人権侵害

気をつけないとダメですよね。

あっ…先ほどの「構成要件該当性」の判断ですが…

「行為無価値」の立場で…思い出しながら書いています。

最新の議論や…結果無価値の立場については…よく知りません…。

確か…結果無価値は…「構成要件的故意」を検討せずに…責任の段階で…故意を検討する立場だったような気がします。

あと…正確には…刑事訴訟法的には…「容疑者」ではなく…「被疑者」を使うと思います。たぶん…。

ちなみに…刑法を学ぶとよく言われることですが…

ニュースとかで…「被告人」と「被告」が…ごっちゃで間違って使われていることがあるので…

注意して聞いてると…面白いかもしれません…(笑)

刑事訴訟法的には…「被告人」

民事訴訟法的には…「被告」


…ですね。
 
以上です(`∀´)ノ彡

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[ 2008/09/22 11:43 ] 雑談 | TB(-) | CM(-)
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Author:まらや

TAC/Wセミナーで,なんば校で,『上級(総合)本科生』,『20ヵ月(総合)コース』を担当しています。

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