まらやの司法書士合格ブログ

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最判平10.6.30

単なるメモです…スルーして下さい(笑)

(最判平10.6.30)
一個の金銭債権の数量的一部請求においてその請求の当否と判断するためには,裁判所は,債権の特定の一部ではなく,当該債権の全部について審理判断するから,一個の債権の一部について訴えの提起を認容した場合に,その残部について訴えを提起できるかについては,別途に検討を要するところであり,残部請求等が当然に許容されることになるものとはいえない

これに対して,一個の金銭債権の数量的一部請求であることを明示して提起した訴訟の継続中に,当該債権の残部を自働債権として他の訴訟において相殺の抗弁を主張することは,債権の分割行使をすることが訴訟上の権利の濫用に当たるなど特段の事情の存しない限り,許されるものと解するのが相当である。

全文

★おまけ

しかし,こと相殺の抗弁に関しては,訴えの提起と異なり,相手方の提訴を契機として防御の手段として提出されるものであり,相手方の訴求する債権と簡易迅速かつ確実な決済を図るという機能を有するものであるから,一個の債権の残部をもって他の債権との相殺を主張することは,債権の発生事由,一部請求がされるに至った経緯,その後の審理経過等にかんがみ,債権の分割行使による相殺の主張が訴訟上の権利の濫用に当たるなど特段の事情の存する場合を除いて,正当な防御権の行使として許容されるものと解すべきである。
 したがって,一個の債権の一部についてのみ判決を求める旨を明示して訴えが提起された場合において,当該債権の残部を自働債権として他の訴訟において相殺の抗弁を主張することは,債権の分割行使をすることが訴訟上の権利の濫用に当たるなど特段の事情の存しない限り,許されるものと解するのが相当である。
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[ 2009/02/07 22:14 ] 条文・判例・先例 | TB(-) | CM(-)
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Author:まらや

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